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コウモリが家に入る原因は?侵入経路と正しい追い出し方をプロが解説

夕方から夜にかけて、家の周辺を黒い影が飛んでいるのを見たり、屋根裏や壁の中から物音が聞こえたりしたことはありませんか?

もしかすると、家の屋根裏や外壁の隙間にコウモリが住み着いている可能性があります。

コウモリは小さな隙間から建物内へ侵入し、人目につきにくい場所をねぐらにします。そのまま放置すると、フンや尿による悪臭、建物の汚れ、ダニや害虫の発生などにつながるため注意が必要です。

この記事では、コウモリが家に入る原因や侵入しやすい場所、自分でできる対処法、専門業者へ依頼したほうがよいケースについて、害獣駆除のプロが詳しく解説します。


家に住み着くことが多いコウモリとは?

日本の住宅でよく見られるのは、「アブラコウモリ」と呼ばれる小型のコウモリです。

別名「イエコウモリ」とも呼ばれ、都市部や住宅地にも生息しています。昼間は屋根裏や外壁の隙間、雨戸の戸袋などで休み、夕方から夜になると外へ出て蚊や小さな昆虫を捕食します。

夜にしか姿を見せないため、住人が気づかないまま長期間住み着いているケースも少なくありません。

「家の周りを飛んでいるだけ」と思っていても、毎日同じ場所から出入りしている場合は、建物内をねぐらにしている可能性があります。


コウモリが家に入る主な原因

コウモリが家に入る原因は、建物に侵入できる隙間があることです。

コウモリは体が小さく、種類や個体差はありますが、わずか1cm程度の隙間から出入りすることがあります。

一見すると問題がなさそうな住宅でも、屋根や外壁の接合部分、換気口などに小さな隙間ができている場合があります。

屋根や外壁に隙間がある

瓦のずれや屋根のすき間、外壁のひび割れ、建材同士の接合部分は、コウモリの侵入口になりやすい場所です。

築年数が経過した建物では、経年劣化によって以前はなかった隙間が生じることもあります。

換気口や通気口にカバーがない

換気口や通気口に細かい網が取り付けられていない場合、そこからコウモリが侵入することがあります。

外から見ただけでは分からなくても、換気口の内部から屋根裏や壁の中へ移動しているケースもあります。

雨戸の戸袋が使われていない

長期間動かしていない雨戸の戸袋は、暗くて外敵から身を守りやすいため、コウモリが住み着きやすい場所です。

戸袋の下に黒いフンが落ちている場合は、内部にコウモリが潜んでいる可能性があります。

シャッターボックスに隙間がある

シャッター上部のボックス内も、コウモリが入り込みやすい場所です。

開閉する部分であるため完全に塞ぐことが難しく、気づかないうちにねぐらとして利用されることがあります。

周辺にエサとなる虫が多い

コウモリは蚊や蛾などの昆虫を食べます。

家の近くに街灯、水路、田畑、河川、雑木林などがあり、夜間に虫が多く集まる環境では、コウモリも寄ってきやすくなります。


コウモリが侵入しやすい場所

コウモリの侵入口として、特に注意したいのは次のような場所です。

  • 屋根瓦の下
  • 軒下の隙間
  • 屋根と外壁の接合部分
  • 外壁のひび割れ
  • 換気口や通気口
  • エアコン配管の周辺
  • 雨戸の戸袋
  • シャッターボックス
  • ベランダやひさしの隙間
  • 増築部分の接合部

侵入口の周辺には、黒っぽいフンや尿によるシミが残っていることがあります。

夕方に建物の外から観察し、コウモリがどこから飛び出してくるかを確認する方法もあります。ただし、高所に上って確認するのは転落の危険があるため避けましょう。


コウモリが住み着いているサイン

コウモリは夜行性なので、昼間に姿を見かけることはあまりありません。

次のような異変がある場合は、建物内に住み着いている可能性があります。

家の周辺に黒いフンが落ちている

コウモリのフンは、黒やこげ茶色で細長く、乾燥すると崩れやすい傾向があります。

玄関先、ベランダ、窓の近く、外壁沿いなど、毎日同じ場所にフンが落ちている場合は、その真上にねぐらや侵入口があるかもしれません。

素手で触らず、マスクや手袋を着用して処理しましょう。

屋根裏や壁の中から音がする

夕方や明け方に、屋根裏や壁の中から「カサカサ」「キーキー」といった音が聞こえる場合があります。

ネズミと間違われることもありますが、夕方になると外へ飛び出し、明け方に戻ってくるようであれば、コウモリの可能性があります。

外壁に黒っぽい汚れがある

同じ場所から何度も出入りしていると、コウモリの体に付着した皮脂や汚れによって、侵入口の周辺が黒くなることがあります。

小さな隙間の周りに黒ずみがある場合は、出入り口として使われていないか確認が必要です。

強い臭いがする

コウモリが長期間住み着くと、フンや尿が蓄積し、天井や壁から不快な臭いがすることがあります。

大量のフンがたまっている場合は、追い出すだけでなく、清掃や消毒も必要です。


コウモリを放置すると起こる被害

コウモリを放置しても、自然にいなくなるとは限りません。安全なねぐらだと判断すると、毎年同じ場所へ戻ってくることもあります。

フンや尿による悪臭・建物の汚れ

屋根裏や壁の内部にフンや尿がたまると、悪臭が室内まで広がることがあります。

天井材や断熱材が汚れたり、尿によるシミができたりする可能性もあります。

ダニや害虫が発生する

コウモリの体やねぐらには、ダニなどが付着している場合があります。

また、蓄積したフンが害虫の発生源になることもあるため、コウモリを追い出したあとも適切な清掃が必要です。

鳴き声や物音が続く

屋根裏や壁の中を移動する音、鳴き声などが夜間や明け方に聞こえ、睡眠の妨げになることがあります。

数が増えると音も大きくなり、生活への影響が出やすくなります。

同じ場所に繰り返し戻ってくる

侵入口を塞がずに追い出しただけでは、再び同じ場所へ戻ってくる可能性があります。

コウモリ対策では、追い出しと侵入口の封鎖をセットで行うことが重要です。


コウモリを自分で捕まえてもいい?

コウモリは鳥獣保護管理法の対象となる野生動物です。

許可を得ずに捕獲したり、傷つけたり、殺したりすることは原則として禁止されています。

そのため、粘着シートや捕獲器を使って捕まえるのではなく、建物から外へ追い出したうえで侵入口を塞ぐ方法が基本となります。

市販の道具を使用する場合でも、コウモリを閉じ込めたり、傷つけたりしないよう十分な注意が必要です。


自分でできるコウモリ対策

コウモリが少数で、侵入口が低い位置にあり、安全に作業できる場合は、自分で対策できることもあります。

1.侵入口を特定する

まずは、フンが落ちている場所や外壁の黒ずみを確認します。

夕方に建物の外から観察すると、コウモリが飛び出す場所を確認できる場合があります。

ただし、侵入口が複数あることも珍しくありません。1か所だけ塞いでも、別の隙間から再侵入する可能性があります。

2.コウモリを屋外へ追い出す

コウモリ用の忌避スプレーなどを使用し、建物の外へ出ていくよう促します。

作業は、コウモリが活動を始める夕方頃に行うのが一般的です。

奥にいるコウモリが見えない状態で、いきなり侵入口を塞いではいけません。内部に閉じ込めると、死骸による悪臭や害虫発生の原因になります。

3.侵入口を塞ぐ

コウモリが完全にいなくなったことを確認してから、金網やパンチングメタル、コーキング材などを使用して隙間を塞ぎます。

柔らかい素材や簡単にはがれるテープだけでは、劣化して再び侵入される可能性があります。建物の構造や隙間の大きさに合った材料を使うことが大切です。

4.フンの清掃と消毒を行う

フンを掃除するときは、マスク、手袋、長袖の衣服を着用し、直接触れないようにします。

乾燥したフンを勢いよく掃くと粉じんが舞うため、周囲に広げないよう慎重に回収してください。

フンを取り除いたあとは、汚れていた場所の消毒や必要に応じた消臭処理を行います。


コウモリ対策を行う時期にも注意

コウモリを追い出す時期は慎重に選ぶ必要があります。

特に出産・子育ての時期は、まだ飛べない子どものコウモリがねぐらに残っている可能性があります。この状態で親だけを追い出して侵入口を塞ぐと、子どもが建物内に取り残されてしまいます。

また、冬眠中はコウモリが外へ出ないため、内部に残っていることに気づかず封鎖してしまう危険があります。

建物内の状況やコウモリの活動状況を確認し、適切なタイミングで作業することが重要です。


コウモリ駆除を業者に依頼したほうがよいケース

次のような場合は、無理に自分で作業せず専門業者へ相談しましょう。

  • 侵入口が屋根や高所にある
  • どこから入っているか分からない
  • 屋根裏や壁の中に住み着いている
  • フンや尿の量が多い
  • 複数のコウモリが出入りしている
  • 一度追い出したのに再発した
  • 自分で隙間を塞ぐのが難しい
  • コウモリかネズミか判断できない

高所作業には転落事故の危険があります。また、見える隙間だけを塞いでも、別の侵入口を見落とすと再発につながります。

専門業者であれば、建物全体を調査したうえで、追い出し、侵入口の封鎖、フンの清掃や消毒など、被害状況に応じた対策を行います。

コウモリ駆除業者を選ぶポイント

コウモリ対策を依頼するときは、料金だけでなく施工内容も確認しましょう。

現地調査を行っているか

建物の構造や被害状況によって、必要な作業は異なります。

電話だけで金額を決めるのではなく、現地で侵入口やフンの状況を確認してくれる業者を選ぶと安心です。

追い出しだけでなく封鎖まで行うか

コウモリを一時的に追い出すだけでは、再び戻ってくる可能性があります。

見積もりに侵入口の封鎖作業が含まれているかを確認しましょう。

清掃や消毒の内容が明確か

フンがたまっている場合は、追い出し後の清掃や消毒も重要です。

どこまで作業してもらえるのか、見積もりの段階で確認しておきましょう。

追加料金について説明があるか

施工後に高額な追加料金が発生しないよう、作業範囲と料金の内訳を書面で確認することが大切です。


コウモリに関するよくある質問

コウモリが1匹だけ家に入った場合はどうすればいいですか?

窓やドアを開け、室内を暗くして出口へ誘導します。

追い回したり、素手で捕まえたりするのは避けてください。何度も室内に入ってくる場合は、建物のどこかに侵入口やねぐらがある可能性があります。

コウモリのフンとネズミのフンはどう違いますか?

コウモリのフンは黒っぽく、乾燥すると崩れやすい傾向があります。昆虫を食べるため、崩すと細かな昆虫の破片が見えることもあります。

ただし、見た目だけで判断するのは難しいため、フンが大量にある場合や種類が分からない場合は専門業者へ相談しましょう。

超音波の機器を置けばいなくなりますか?

一時的に寄りつかなくなる可能性はありますが、効果には環境差があります。

侵入口が残っている限り、機器に慣れて再び戻ってくることも考えられます。根本的な対策には、追い出したあとの侵入口封鎖が必要です。

コウモリを追い出したら、すぐに穴を塞いでもいいですか?

建物内にコウモリが残っていないことを必ず確認してから封鎖してください。

子どものコウモリや別の個体が残っている状態で塞ぐと、内部で死亡して悪臭や害虫の原因になる可能性があります。

コウモリ駆除にはどれくらいの期間がかかりますか?

建物の大きさ、侵入口の数、被害範囲などによって異なります。

小規模な被害であれば短期間で完了することもありますが、屋根裏全体の清掃や複数箇所の封鎖が必要な場合は、作業日数が増えることがあります。


コウモリ対策は追い出しと侵入口封鎖が重要

コウモリは非常に小さな隙間から建物内へ侵入し、屋根裏や外壁の内部、雨戸の戸袋などに住み着きます。

放置すると、フンや尿による悪臭や汚れ、ダニや害虫の発生、夜間の物音など、さまざまな問題につながる可能性があります。

コウモリ対策で重要なのは、建物から安全に追い出したあと、侵入口を正確に特定して塞ぐことです。

株式会社DONAIKAでは、コウモリをはじめとする害虫・害獣のお悩みに対応しています。

「屋根裏から音がする」「家の周りにフンが落ちている」「どこから入っているのか分からない」といった場合も、被害状況を確認し、建物に合わせた対策をご提案します。

コウモリの被害でお困りの方は、被害が広がる前にお気軽にご相談ください。

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